二番茶

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魔女の釜でサンドウィッチを #48「死神の使い」

オリジナルのWeb漫画「魔女の釜でサンドウィッチを」の第48話。

 

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次々の訪れる死神の使いたち

巨人に敗れ傷つき、行き倒れていた死神を通りがかりの若者が介抱しました。

死神は介抱してくれた感謝の印にと、若者を連れて行く前に使いを寄越すと約束しました。

間も無く若者は様々な病や怪我、悲しみに遇いますが「死神の使いが来るまでは死なないのだ」と、楽しく暮らしました。

そうしているうちに死神が現れて「お前を連れて行くときがきた」と告げました。

約束が違うと言い返す若者に死神は続けます。

「わしは次から次へと使いを送ったぞ。目眩でまごついた日はなかったか?高熱に倒れた日はなかったか?痛風で足が曲がらない日はなかったか?もう死んだみたいに夜横になった日はなかったか?」

もはや若者は何も言い返すことができず、死神の使いに気づいて暮らしを改めれば健康に長生きできたのにと後悔しました。

 

健康が一番大事

グリム童話をモチーフにした小休止の一話。

暫く忙しい日が続いて死神の使いを大名行列のように率いてるので気をつけようと思います。

余談ですが、砂魔女が塗っている気付薬はアンモニアを主成分とする伝統の嗅ぎ薬です。私は塗ったことないけど失神から意識を取り戻すくらいの刺激なので多分めっちゃ臭い。

 

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